電気学会全国大会講演要旨
6-183
大容量PVを配電系統に接続時の電圧制御のための解析手法
◎石川徳彦・瓜生芳久(成蹊大学)・壹岐浩幸(富士電機/成蹊大学)
近年、太陽光発電などの分散型電源の普及に伴い、電圧変動や逆潮流による電圧上昇などの問題が挙げられている。そのため、本稿では高圧配電系統以下を想定した住宅用PVの接続可能な配電系統の潮流計算ツールをMATLABを用いて作成した。さらに、住宅用PV大量連系時の電圧擾乱問題の改善を目的とし、パワーコンディショナを用いた電圧制御手法の検討を行った。その結果、低圧配電線内での高い公平性を保つことを可能にし、新たに設ける設定電圧を電圧上限値付近に設定することで、太陽光発電の出力制御を行う必要を殆ど無くしたので報告する。