電気学会全国大会講演要旨
6-181
太陽光発電大量導入時におけるPSOを用いた調相設備調整手法
◎AyeMyaMya Hlaing・岩本伸一(早稲田大学)
近年,我が国ではCO2削減,エネルギー資源減少,環境問題などに伴い,太陽光(PV),風力などの再生可能エネルギー発電の導入が促進されている。電力系統にPVが大量に導入されると,太陽光発電が有効電力を出力することにより,見かけ上軽負荷になるため電圧が上昇する。また,電力系統の調相設備,発電機出力,変圧器タップなどは離散値と連続値と考えられる。そのことから離散値と連続値を同時に計算することは長い時間がかかる。そこで,本研究では1995年にJ. Kennedy氏とR. Eberhart氏によって提案された(PSO-Particle Swarm Optimization)手法を用い,太陽光発電が大量導入する時に電圧安定性を考慮した調相設備適用手法を提案した。提案手法の有効性を検証するためIEEJ WEST 10 機系統モデルを用いた。