電気学会全国大会講演要旨
6-179
フライホイールを用いた風力・潮力ハイブリッド発電システムの検討
◎西村一輝・白井康之(京都大学)
提案した風力・潮力ハイブリッド発電システムは、洋上風力発電と潮力発電を組み合わせることで、出力変動を低減することが目的である。本システムでは、風力発電機として同期機を潮力発電機として誘導機を使用する。風力発電機出力をダイオード整流により、潮力発電機出力を双方向コンバータによりそれぞれ直流に変換され、その出力を連結し、連結した総出力はインバータを通して交流に再変換し系統に連系している。本論文では、潮力発電機にフライホイールを取り付けることにより、慣性エネルギーを増加させて出力補償のシミュレーションを行い、フライホイールに出力補償の効果があることを示した。