電気学会全国大会講演要旨
6-178
風力発電システムに併設するハイブリッド電池の提案
○水谷麻美・坂田康治・渡並洋介・森本孝司・戸原正博(東芝)
自然エネルギー電源は発電出力の変動が電力系統の周波数維持や電圧に影響を与えるため、対策が必要となる。蓄電池を併設する風力発電システムにおいて、低出力型電池および高出力型電池を組み合わせるハイブリッド電池を提案する。高出力型電池で変動の高周波成分、低出力型電池で低周波成分を抑制するように分担することで、変動抑制率FRR=0.8を達成した。ハイブリッド電池は、低出力型電池単体で構成するよりも小容量で同等の変動抑制効果を得ることが可能となる。