電気学会全国大会講演要旨
6-173
大規模ウインドファームにおけるピッチ制御及び蓄電池の協調制御による出力変動抑制の検討
◎橿棒裕介・山下大樹・小柳 薫・横山隆一(早稲田大学)
電力自由化の導入や化石燃料の枯渇問題が大きく取り上げられるようになったことにより風力発電への関心が高まっている。日本で風力発電は2020年までに8〜12GWの導入計画が進められており、系統周波数に影響を及ぼし電力品質の低下が懸念される。それゆえ将来の風力発電の大量導入のためには系統周波数安定対策の手段を検討する必要がある。そのためにコストのあまり掛からない制御方法を用いて出力変動を少なくすることで系統周波数を安定させて風力発電を導入する検討を行うことが研究目的である。本研究はピッチ制御と畜電池の協調制御を行う制御方法を考え、蓄電池のみで制御したときに比べてどのくらいの蓄電池の費用が削減できるのかを調べた。