電気学会全国大会講演要旨
6-166
多断面における安定限界電力の拡大-MC法によるPSS定数最適化-
◎上原健太(東京理科大学)
本研究は、多くの系統状態(系統断面)を同時に制御系最適化する手法の確立を目的とする。 具体的には、発電機励磁系の一つである電力系統安定化装置(PSS)の定数の最適化を、一機無限大母線系統と特定のノードに負荷を追加した一機無限大母線系統で同時に行うことに成功した。 さらに、安定限界付近の減衰(ダンピング)を考慮しながらの最適化を行った。それにより電力系統の安定度を維持しながら安定限界電力の拡大を行った。