電気学会全国大会講演要旨
6-163
集中型LRT・SVR電圧制御下でのセンサ内蔵開閉器制御による配電系統システムへのPV導入可能量の評価
◎大坪 敦・高橋尚之・林 泰弘(早稲田大学)
配電系統に設置されたセンサ内蔵開閉器の開閉状態の切替により,配電網の放射状構成が変更され,系統の電圧分布およびLRT・SVRの電圧参照・制御担当地点が変化するので,PVの導入状況によっては,センサ内蔵開閉器の開閉位置を適切に切り替えることで,PV出力抑制回避した上で電圧逸脱問題を解消できる可能性がある。 本稿では,LRT・SVRの集中型電圧制御下において,PV導入状況に従いセンサ内蔵開閉器の開閉状態切替によって,PVの出力抑制を回避するための電圧制御手法を提案する。さらに,PV連系配電系統モデルにおいて,LRT・SVRの集中型電圧制御下でセンサ内蔵開閉器制御を行うことによるPV導入可能量の増量効果を,提案手法を用いて評価する。