電気学会全国大会講演要旨
6-145
電気自動車の負荷持続曲線に基づいたボトム充電アルゴリズム
◎高木雅昭・岩船由美子(東京大学)・浅野浩志(電力中央研究所)
電気自動車(EV)の充電が負荷平準化に貢献できるようなアルゴリズムを提案する。EVの負荷持続曲線と理想的なボトム充電の負荷持続曲線が同一形状となるように充電電力の大きさを決定し、電力需要が小さい時間帯から順に充電時間を割り当てることで、日負荷曲線のボトムアップを実現する。その際、充電電力量の大きさに比例し、充電電力が線形に増加するような特性を与える。充電時間の割り当ての優先順位については、季節毎および休祭日ごとに数パターン用意する。以上の制御は自律分散的に行うことができる。