電気学会全国大会講演要旨
6-140
EV充放電による住宅用太陽光発電の有効活用
吉見浩一郎・◎大澤摩里子・山下大樹・横山隆一(早稲田大学)・増田隆彦・近藤晴彦・廣田壽男(日産自動車)
温室効果ガスの削減やエネルギーセキュリティの観点から自然エネルギーの導入が進められている。しかし、自然エネルギーは発電量が不安定なため、系統周波数への影響などの課題がある。本研究では、太陽光発電(PV)を設置した住宅において、電気自動車(EV)を蓄電池として活用した場合の効果について定量的な解析を行った。EVの充放電運用シミュレーションを開発し、以下の2点について検討を行った。 ①EVを蓄電池として運用した際の効果を太陽光発電の有効利用、温室効果ガスの削減の定量評価 ②PV発電出力と電力需要、車両走行の変動を考慮したEVの蓄電池としての最大ポテンシャルの定量評価