電気学会全国大会講演要旨
6-138
太陽光大量導入時におけるバッテリー必要容量評価の近似的手法の検討
◎大槻貴司・小宮山涼一・藤井康正(東京大学)
気候変動対策や福島事故の影響から世界各地で太陽光(PV)導入促進が議論されている.PVには出力変動の性質があり,その影響緩和策にバッテリー導入案が提案されているが,多くのエネルギーモデル等の解析ではバッテリー必要導入量の詳細な評価事例は少ない.その検討には高時間解像度のモデルが重要な一方,計算量の問題からモデルの時間解像度が低く設定されている為である.そこで本研究では,解像度が低いエネルギーモデル等でのバッテリー必要量評価の為の近似的手法を考察した.具体的には,高時間解像度の最適電源構成モデルを用い「日本の関東・近畿・九州地方におけるPV導入量とバッテリー必要量の関係」を考察し,近似手法を検討した.