電気学会全国大会講演要旨
6-125
太陽光発電用PCSの動作特性について(2)〜PCS複数台の試験結果〜
◎津田洋平・秋根孝寛・張本 毅・志岐仁史・林 秀美(九州電力)
太陽光発電(PV)の連系量が増加した場合には天候等による出力変動が大幅かつ急峻な電圧変動を発生させ、目標電圧の逸脱や広範囲のパワーコンディショナ(PCS)が停止によって系統電圧の維持に影響を及ぼすことが懸念されている。その効果的な対応を図るには、そのべースとなるPCSの単体動作特性、複数PCSの系統連系特性を実験的に把握し、電圧調整機器(LRT,SVR,SVC,STATCOM等)との協調を含む方策の検討が必要である。今回、市販PCSの電圧制御手法の分析を行うとともに電圧制御手法の異なる4種類のPCSの複数台動作特性を実験的に確認したので、それらの成果について報告する。