電気学会全国大会講演要旨
6-124
太陽光発電用PCS特性のモデル化検討
◎秋根孝寛・津田洋平・張本 毅・志岐仁史・林 秀美(九州電力)・蘇我和弘(九電ハイテック)
太陽光発電(PV)の連系量が増加した場合には天候等による出力変動が大幅かつ急峻な電圧変動を発生させ、許容電圧の逸脱や広範囲のパワーコンディショナ(PCS)停止によって系統電圧維持への影響が懸念される。その現象把握と効果的な対策のためには、太陽光PCSの単体特性、系統連系時の複数PCSの協調、電圧調整機器(LRT、SVR、SVC等)との協調等を実験的に把握し、それを理論的に解明して、効果的な対応方策を提案することが必要である。 今回、家庭用の太陽光PCSの19種類の実験結果に基づくPCSの解析手法(実効値)を開発したので、それらの成果について報告する。