電気学会全国大会講演要旨
6-123
PV用PCSモデルにおけるFRT機能と単独運転検出機能の相互作用の検証
宮﨑貴弘・◎荘 偉達・吉村和晃・田岡久雄・川﨑章司・松木純也(福井大学)
抄録日本ではPVの導入が盛んである。しかし,PVの今後の増加に伴い,電力系統に種々の問題が出てくる可能性がある。系統事故により瞬低が発生すると,PCSにより即座に解列が行われる場合がある。そこで,瞬低が発生しても一定時間運転を継続する,FRT(Fault Ride Through)機能を備えたPCSの開発が求められる。そこで,本研究ではPV模擬システムを用いて,瞬低時の解列原因の把握を行った。解列の主な原因の一つである単独運転検出機能の電圧位相跳躍方式を備えたPCSをシミュレーションにより,モデル化した。また,PVシステムが多数連系された場合,FRT機能と電圧位相跳躍方式での解列による相互作用について,シミュレーションにより検証を行ったので報告する。