電気学会全国大会講演要旨
6-117
マイクログリッドにおける周波数制御の検討
○塚越正典・林 秀俊・内田直之(東京理科大学)
マイクログリッドとは、太陽光発電などの出力が不安定な自然エネルギーと電力貯蔵装置、電力消費者などを小規模なネットワークで繋いだ物で、周波数を制御するためには電力の需要(総消費量)と供給(総発電量)を一致させることが必要です。私の研究では電気二重層コンデンサ(EDLC)を用いた制御システムを設計し、自然エネルギーによる発電量の変動や消費量の変動により需給バランスが崩れた際に、EDLCの充放電で需給バランスをとり周波数を制御しています。需給バランスの崩れ方が周波数変動にどのように影響するのか検討し、周波数制御に必要な蓄電池の貯蔵容量及びインバータ容量がいくらかを求めると共に適切な制御定数を求めました。