電気学会全国大会講演要旨
6-112
大学の学生居室における電力消費構造の分析
○井口真吾・佐伯 修・舟木 剛(大阪大学)
温室効果ガスの削減、及び震災による電力供給力不足を背景に、大学においても省エネの推進が必要とされている。省エネの推進の為には、エネルギー消費構造を把握する事が重要であるが現状では大学の施設毎のエネルギー消費構造は不明である。本研究では、大学の研究施設の構成要素の一つである研究室における学生居室の電力消費構造を明らかにする事を目的としている。本稿では、学生居室の消費電力量を用途別に計測した結果を示した。計測結果から、学生居室において、学生の使用機器、サーバ用機器、居室照明による電力消費が多いことが明らかになった。また、学生の使用機器及び居室照明に節電の余地がある事が示された。