電気学会全国大会講演要旨
6-110
LED照明の負荷特性と負荷モデルの評価
◎樋野佑輔・中屋友佑・田岡久雄・本堂義記・川﨑章司・松木純也(福井大学)
近年、照明分野に関しては従来の白熱電球・蛍光灯照明から,新エネルギー技術であるLED照明へのシフトが進められており、電力系統へのLED照明の大量導入が予想される。LED照明パワーエレクトロニクス機器が内蔵されているため,大量に導入された場合,高調波・電圧歪みなどの影響を及ぼし,電力品質を低下させる恐れがある。 そこで本研究では,電力系統に及ぼすLED照明機器の影響を評価することを目的とする。まず系統に複数の会社のLED電球を接続し,電圧・電流の測定を行った。また,LED照明機器が大量に導入された場合の影響を評価するため,測定結果を基に,LED照明の負荷モデルを作成し,シミュレーションを行ったので報告する。