電気学会全国大会講演要旨
6-101
Backward/Forward Sweep潮流計算法の大規模放射状配電系統への適用に関する検討
◎野中佑斗・越智崇通・山下大樹・小柳 薫・横山隆一(早稲田大学)
配電系統への分散型電源の導入が進むにつれ潮流状況の把握が困難となり,電力系統の運用の複雑,困難化が懸念されている。そのため高速な潮流解析手法が求められている。電力系統における潮流計算手法には様々なものがあるが,Backward/Forward Sweep法は放射状系統の解析に特化した反復数値計算法であり,高速に解が得られることから,配電系統の解析に適している。 本稿では,Backward/Forward Sweep法を1000母線程度の大規模配電系統モデルに適用し,その性能を確認するとともに,Compensation法を適用しP-V指定母線を含む系統の解析可能に拡張した手法について検討を行った結果について報告する。