電気学会全国大会講演要旨
6-096
代数的手法を利用した太陽光発電大量導入時の所要調整電力量の評価
○永田真幸(電力中央研究所)・倉本 学(中国電力)・井上俊雄(電力中央研究所)
太陽光発電(PV)が電力系統に大量導入された場合,電力系統の需給制御では,需要変動の予測制御誤差に対応して確保している現状の周波数調整力(以下,調整力)に加え,PV 出力の予測誤差に対応するための調整力を確保する必要があると考えられる。調整力の原資として,蓄電池のようにkWhの容量に制約のある設備を利用することを考慮すると,所要調整力の電力量を求めることが必要となる。そこで,本稿では代数的手法を利用して所要調整力の電力量を求める方法を提案する。