電気学会全国大会講演要旨
6-087
RAN(Resource Allocating Network)を用いた過渡安定度のスクリーニング精度向上
◎根津慎二郎・熊野照久(明治大学)
過渡安定度解析の代表的な手法は、時間軸シミュレーションであるが、計算負荷が大きいという欠点がある。この欠点に対するアプローチの一つとしてニューラルネットワーク(NN)を用いた限界評価に考慮する想定事故の絞込み(スクリーニング)による高速化がある。 本研究では、NN手法の一つであるRAN(Resource Allocating Network)(2)に入力要素ごとの影響度を加味させて過渡安定度の指標である臨界故障除去時間(Critical Clearing Time:CCT)をより高精度に推定する手法の提案を行う。