電気学会全国大会講演要旨
6-081
エネルギー関数法による太陽光発電導入時の電力系統の過渡安定度評価
◎丹羽良太・小林万作・田岡久雄・川﨑章司・松木純也(福井大学)
本稿では,太陽光発電(PV)を導入した一機無限大母線系統を,位相面軌跡を用いたエネルギー関数法によって臨界事故除去時間(CCT)解析することにより評価した。工夫した点としては,事故前,事故中,事故除去後の3つのそれぞれの系統状態についてエネルギー関数を立てた点,導出過程で仮定を用いた点である。また,PVの特徴として解列有無の条件を入れてCCT解析を行った。それらをY法シミュレーション結果と比較することで,位相面軌跡を用いたエネルギー関数法による安定度評価の有効性を検証した。