電気学会全国大会講演要旨
6-075
多目的Particle Swarm Optimizationを用いた供給信頼度と経済性を考慮した調相設備計画
◎鈴木 賢・岩本伸一(早稲田大学)
日本では高度経済成長からの電力需要の増加に合わせ電圧安定性維持を目的とした調相設備の拡充を行ってきた。そして,現在高経年設備が増加しており,大量更新時期にさしかかっている。その際,調相設備の効率的な再配置を考慮した更新手法が必要である。しかし供給信頼度と経済性はトレードオフの関係にある。そこで本稿では計画選定者に供給信頼度と経済性の観点から多様な候補解を示すことを目的とし,Multi Objective Particle Swarm Optimization (MOPSO)を用いた調相設備更新計画を提案する。そして提案法の有効性を電気学会WEST30機系統モデルに適用することで検証する。