電気学会全国大会講演要旨
6-073
多地域予備力確保協調による再生可能エネルギー電源導入可能量への影響
○小泉貴繁・岡田健司(東北大学)
世界的な地球温暖化問題への意識の高まりから、わが国においても「低炭素電力供給システム」の実現に向けて、再生可能エネルギー電源の活用が注目されている。しかし、発電出力が天候により左右される再生可能エネルギー電源の大量系統接続により、系統運用が困難になることが懸念される。そこで、地域間の設備容量格差を活用し地域間協調に基づく予備力確保の可能性について,さらにその地域間協調による予備力確保に要する費用にどのような影響を及ぼすかについて検討する。本稿では、再生可能エネルギー電源として太陽光発電設備を取り上げ、地域間協調に基づく予備力確保による再生可能エネルギー電源導入可能量への影響について検討する。