電気学会全国大会講演要旨
6-068
太陽光発電大量導入時における電圧安定性に関する一考察
◎小河原竜一・岩本伸一(早稲田大学)
太陽光発電が電力系統に大量導入された場合,配電系統のみならず基幹系統にも様々な影響があると考えられる。しかし,これまで系統に導入可能な容量はピーク時の断面で考慮されており,軽負荷時などの影響は深く考慮されてこなかった。本稿では太陽光発電が大量導入された際の一日の電圧を,連続時間断面解析を用いてシミュレーションし,電圧安定性について考察する。更に電圧安定性を確保するために必要となる分路リアクトル容量を,最適潮流計算を用いて求め,電圧安定性が確保されるか連続時間断面解析を用いて確認する。使用系統は電気学会1機V系統を用い,提案手法の有効性を検証する。