電気学会全国大会講演要旨
6-065
作業停止計画作成業務へのTSと多目的GAの適用
◎村上智勇・岩本伸一(早稲田大学)
今後,電気自動車やオール電化の普及により,電化率が向上すると共に,負荷平準化が進み電力需要の少ない期間が短くなることが予想される。そのため,電力設備の保守・点検の際に作成される作業停止計画をより効率的に作成することが重要となる。本稿では,作業停止計画作成業務における作業停止スケジューリングにTS,作業停止時の系統作成に多目的GAを適用した手法を提案する。さらに,その有効性を確認するため,系統モデルを用いてシミュレーションを行った。シミュレーション結果より,作業停止計画作成業務に意思決定者の意思を反映でき,より実用性の高い作業系統作成の自動化が達成でき,提案法の有効性が確認できた。