電気学会全国大会講演要旨
6-062
混合整数2次計画ソルバーを用いた発電機起動停止計画
○和多田 茂(オクトーバー・スカイ)
原子力発電所の稼動が各地で困難な現在、既存の発電設備の安定かつ効率的な電力供給が必修となっている。火力発電所では大量のLNGや重油等の化石燃料が必要とされ、燃料代の高騰や、二酸化炭素発生等様々な問題も引き起こされている。このため、限りある発電設備を有効に活用し、少しでも燃料を節約する事が、私達の経済、生活に長期に渡り影響する。今回、数理計画法を基礎技術とした、最適化技術をベースにこの問題の解決の一部である、発電機起動停止計画の研究結果を発表する。昨今の数理計画法技術とハードウェアの飛躍的な進歩により、数年前では不可能であったこの種の複雑で大規模な問題を解くことが可能である事が実証された。