電気学会全国大会講演要旨
6-061
再生可能エネルギー大量導入時の供給リスクを考慮した火力・揚水発電所運用計画
○澤 敏之・古川健太(日立製作所)
近年の地球温暖化問題に対応するため、各国で温暖化ガスを排出しない再生可能エネルギーの導入が積極的に進められている。これらのエネルギーは時々刻々と変化する自然の影響を大きく受けるため予測が難しい。このため、再生可能エネルギーは小規模だが広い地域にたくさん分散されているため、出力のならし効果などが研究されている。本論文では、再生可能エネルギーの供給予測誤差が大きくなる供給リスクを3つの需要(多め、標準、少なめ)で考慮して、最適な火力発電所の起動停止計画と負荷配分計画を一括して作成する方法を提案し、その有効性を確認した。