電気学会全国大会講演要旨
6-055
複合商業施設に導入したコージェネの目的関数別運転における経済環境効果
◎小林真誠・道久隆幸・田上英人・須田善行・滝川浩史(豊橋技術科学大学)
ココラフロントは,ガスコージェネレーションシステム(G-CGS)の他,各種空調・給湯設備をを備えている。今回はG-CGSの運転パターンを変えた場合の経済・環境効果を算定し,最適運転パターンの検討を行った。最適運転パターンの決定には,3つの目的関数(一次エネルギーミニマム,CO2排出量ミニマム,運転コストミニマム)を用いた。シミュレーションより得られた日毎の運転開始時刻および停止時刻を得たのち,月平均を取り,最適運転パターンとした。3つの目的関数別運転全てにおいてG-CGSを夏季に運転する結果が得られたため,夏季におけるG-CGSの運転はコストおよび環境負荷低減の両方に寄与できると考えられる。