電気学会全国大会講演要旨
6-051
設備投資を考慮したエネルギー物質循環モデルの構築のための基礎的研究
◎岡 健太・藤井康正・小宮山涼一(東京大学)
本研究室では、エネルギー・環境・経済を包括的に評価・分析するための枠組みとして,各産業部門の技術選択を考慮した積上げ型応用一般均衡モデルの構築に関する研究を行っている。しかしながら、応用一般均衡モデルのデータとして用いられる産業連関表の部門の分類は、積上げ型モデルで表現される技術ごとのフローを把握するのに適したものとはなっていない。本研究では、産業連関表の電力部門の投資部門に着目し、積み上げ型多部門経済モデルのデータベース作成の基礎的検討を行い、さらにそのデータを用いて、設備投資が経済指標に与える影響を評価し、積み上げ型他部門経済モデルの構築に向けた足掛かりとする。