電気学会全国大会講演要旨
6-049
電力使用制限下における最大電力削減手法の検討(その2):労働コストとTOUを考慮した最適スケジューリング
◎坂東 茂・比護貴之・浅野浩志(電力中央研究所)・古川 慧・浅田素之・沼田茂生(清水建設)
昨夏の電力使用制限令の下、需要ピークを削減する方策が各方面で検討された。本研究は第1報にて都内の技術研究所を対象として、分散電源を用いて最大消費電力を40%削減する方策を検討し、独立運用されていた複数の大規模需要設備のスケジューリング問題を検討した。本報では、分散電源を保有しない需要家を対象とし、時間帯別料金を採用した場合、作業員の時間外手当を考慮した場合のコスト最適スケジューリング問題を解き、それぞれのコスト要素が結果に及ぼす影響を明らかにした。