電気学会全国大会講演要旨
6-047
太陽光・風力発電の大量導入と全国の電力融通を考慮した最適電源構成の評価
◎柴田紗英子・小宮山涼一・藤井康正(東京大学)
太陽光発電や風力発電の出力変動を考慮に入れた上で、日本の最適電源構成をシミュレーション分析し、導入可能性を検討する。なお、本研究ではさらに、沖縄を除く9地域の電源構成を各地域間の電力融通制約を考慮に入れ分析を実施する。これにより、資源量の地域的な偏在性が指摘されている風力発電等の導入可能性を、送電制約を明示的に考慮した上で分析が可能となる。変数の個数は100万個、制約条件式の本数は250万本の線形計画問題となるが、これをIBM-ILOGのCPLEXを用いて解いた。