電気学会全国大会講演要旨
6-042
燃料制約を考慮した離島系統の電源アデカシーに関する検討
◎石山圭亮・宮内 肇(熊本大学)
太陽光発電設備や風力発電機と、確定電源である内燃力発電機と、電力貯蔵装置を持つ小規模な孤立系統を例題に、毎時の出力と需要の変動、発電機故障などを確率分布に従って変化させ、期間を1年とするモンテカルロシミュレーションを行う。この結果から、電力貯蔵装置の有無や分散型電源の容量などのパラメータが、LOLPやEENSなど供給信頼度指標に与える影響について考察する。 今回は、太陽光発電設備を導入した場合の結果だけを示す。結果、電力貯蔵装置の有無により太陽光発電設備の設置容量の供給力として見込める割合が変化することを示した。