電気学会全国大会講演要旨
6-041
分散電源の増加によるアデカシーへの影響
◎大平原亮介・川本啓太・宮内 肇(熊本大学)
離島系統は本土系統よりも発電コストが高くなるため、コストが高い再生可能電源でも経済的に参入できる余地が大きい。しかし、再生可能電源は出力変動が大きく、系統容量の小さい離島系統ではその影響も大きく現れる。そのため、内燃発電機と協調を取り、適切な系統信頼度を確保することが必要である。 本報告は、信頼度を確保した最適な発電投資時期を求めるための基礎的検討として、離島系統を例題に、検討期間を10年として、内燃発電機の増設を自動的に判定する新たなアルゴリズムを用い、電源アデカシーを電力不足確率(LOLP:Loss of Load Probability)で評価し、分散電源導入による影響について検討する。