電気学会全国大会講演要旨
6-026
過学習防止を考慮したGRBFNによる太陽光発電出力予測
◎高橋政人・森 啓之(明治大学)
本稿では, 太陽光発電出力予測において, GRBFNに基づいた手法を提案する。GRBFNは, ANNの一種であり, RBFNが重みのみの学習を行うことに対して, 重みとラジアル基底関数の中心と幅を学習することにより非線形近似能力を高めた手法である。しかし, 太陽光発電出力は非線形性が強く, GRBFNは過学習を引き起こす可能性がある。そこで本稿では, ラジアル基底関数の中心と幅の初期値の決定に大域的なクラスタリング手法であるDAクラスタリングを適用し, 過学習を回避するために過学習防止法であるWeight-Decay法を用いる。提案法を, 太陽光発電出力の実データに適用することにより, 有効性を検討する。