電気学会全国大会講演要旨
6-025
ベータ分布の特性を用いた時期別の全天日射量予測モデルに関する一検討
○野見山史敏(九州電力)・淺井丈二・村上琢磨・高野浩貴・村田純一(九州大学)
太陽光発電(PV)の出力予測について、PV 出力と関係の深い全天日射量について、シンプルかつ容易な方法で、しかも誰にでも入手できる気象予報(天気予報)データを使用する予測手法の検討を実施している。そのうち、気象実績の記述統計に基づく予測手法では、予測の誤差や精度を考慮し、予測幅で示すこととしている。 しかしながら、先行の研究における記述統計での予測モデルについては、予測誤差の範囲を狭めるため、季節別モデルの構築により予測幅の低減を行うことを今後の課題としていた。 今回、ベータ分布の特性を用いて、時期別の予測モデル作成に関する検討を実施したので紹介する。