電気学会全国大会講演要旨
6-022
電力系統全域における空間平均日射量予測に関する一検討
◎片岡裕貴・加藤丈佳・鈴置保雄(名古屋大学)
将来的な太陽光発電システム(PVS)大量導入時の電力系統の安定運用のためには,電力系統全域における日射量予測が必要である。そこで近年では,単一地点を対象とした日射量予測の他に,それらを数地点に適用した場合の空間平均日射量予測についての研究が行われつつある。しかし,それらは空間的な日射量観測地点の不足から予測誤差のならし効果を十分に考慮できていない可能性がある。そこで本報では,中部地域の全58の観測地点で観測された日射量データによる空間平均日射量を予測対象として,メソ数値予報モデル格子点値(MSM-GPV)を用いた簡単な予測式の導出及び予測精度の検証を行った。