電気学会全国大会講演要旨
6-021
部分的最小二乗法を用いた日射量予測
◎大平涼子・石橋直人・飯坂達也・中西要祐(富士電機)
低炭素社会に向け、太陽光発電(PV)の電力系統への大量導入が計画されている。PVは季節変化や気象条件により発電量が変動し、電力系統に影響を与える。このため、PVの出力予測が可能になれば、安定的な系統運用に貢献できる。PV発電量予測には日射量予測が必要だが、気象庁から日射量の予報はされていない。そこで、本稿では入手可能な気象予報(雲量や湿度など)から日射量の予測方法について部分的最小二乗法を用いた手法の検討を行い、良好な予測結果が得られる見通しを得た。