電気学会全国大会講演要旨
6-020
快晴度を用いた数時間先の太陽光発電出力予測
○村上好樹・野呂康宏(東芝 電力システム社)・長谷川義朗(東芝 社会インフラシステム社)
太陽光発電の変動を調整用火力や蓄電池を用いて抑制するためには、数十分先から数時間先の発電量を予測することが必要になる。このため、日射量の実績値の理論的最大値に対する比である快晴度を用いて数時間先の発電出力を信頼区間付で予測する新しい手法を提案する。快晴度の時刻間の相関係数を計算し、各時刻ごとの快晴度の分布、快晴度の時間変化を考慮したシミュレーションを実施した結果、快晴度が1に近い場合には3時間先まで信頼区間95%で±10%、快晴度が小さな場合には4時間先まで信頼区間80%で±20%の誤差で予測可能であることが示された。