電気学会全国大会講演要旨
6-012
大量普及したPVの出力変動の一推定法
○片岡良彦(東京電力)
電力系統の安定運転のためには発電電力と消費電力とを時々刻々バランスさせる必要がある。出力が気象に依存する太陽光発電装置(PV)が大量に普及するとその出力変動が電力系統の安定運転に影響する可能性がある。本稿は,有限地点数での同期計測によるPV出力の統計から相関係数を距離の関数として同定した上で,対象エリアを微小単位セルに分割し相関を考慮した演算を行い,合計出力の着目周波数帯での変動の標準偏差を推定している。