電気学会全国大会講演要旨
6-011
太陽光発電システムの出力変動の評価
◎宍戸智明・内田直之(東京理科大学)
太陽光発電は、地球環境に与える影響の低さから新エネルギー源として期待されています。しかし、太陽光発電の発電量は刻々と変化しているため安定しません。その場合、電力の需要と供給のバランスを取るのが困難になり、太陽光発電を導入している施設の系統の周波数が安定しません。それによって機器に悪影響を与え、大規模停電を起こす可能性があります。そこで私の研究は、地域ごとの1日の日射量を求めてから太陽光発電を導入した家庭でどのくらい発電したかを算出しました。そして、求めた発電量を地域ごとと広い地域で見た時の全体としての発電量の変動の割合はどのようになるかを比較して評価していきました。