電気学会全国大会講演要旨
6-010
PV大量導入時の出力変動量指標の算出に関する一考察
◎名古屋洋之・駒見慎太郎(北陸電力)・荻本和彦(東京大学)
太陽光発電(PV)大量導入時の系統影響を評価するには,出力変動を何らかの指標をもって評価する必要がある。しかし,用いる指標をどのような過程を経て算出するかによっては,PV大量導入時の出力変動量の評価には適さない恐れがある。本稿では,時間窓内の最大変動幅という指標を例題として扱い,これが算出過程によってはPV大量導入時の系統影響評価には適さないことがあり得ることを,北陸地域で計測された日射量データおよびその計測データをもとにPV大量導入時の出力を想定したデータを用いて示す。