電気学会全国大会講演要旨
6-004
数値流体力学計算による風速変動予測を用いた風力発電効率向上
○東 和明・熊野照久(明治大学)
風力発電の弱点として、発生電力が不規則変動することがあげられる。風速変動が正確に予測できれば風力発電機からの発生電力も予測でき、弱点が克服できる。このため風速変動や風力発電の発生電力の予測について多くの研究が行われている。しかし、重要であると指摘されながらあまり検討されていないのが数値流体力学の適用である。検討は、数値流体力学解析の高い精度が期待される短時間領域、特に予測の障害となりやすい突風の影響について行う。さらに、発電効率を向上するために予測した風速からあらかじめ最適回転数になるようにタービンの回転数を風速に応じた回転数に制御し、風力発電効率の向上を目指す。