電気学会全国大会講演要旨
6-001
自然エネルギー導入時の環境影響評価
○野田英樹・髙橋玲子(東芝)
自然エネルギーである太陽光発電や風力発電は温暖化防止が期待されている。その一方で従来の発電方式に比べ、土地利用面積が大きいという留意点がある。そこで、代表的な環境影響評価手法であるLCA手法を用いて、離島のディーゼル発電を太陽光と風力の自然エネルギーに置換していく場合の環境影響を土地利用影響を含めて初めて定量化した。総発電量の8割を自然エネルギーへ置換した場合、環境影響は62%低減した。その場合の土地利用影響はCO2排出影響の約1/4となった。