電気学会全国大会講演要旨
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巻き戻し構造を持つ三相変圧器型超電導限流器の模擬系統における有負荷下の限流動作
◎山邉健太・野田 翔・白井康之(京都大学)・馬場旬平・服部圭佑(東京大学)・仁田旦三・西原太一(明星大学)・小林慎一・佐藤謙一(住友電工)
巻き戻し構造を持つ三相変圧器型SFCLの模擬電力系統における動作実験を行った。巻き戻しコイルを利用することで各相のコイルを高抵抗かつ低インピーダンスにできるため高い限流効果が期待できる。今回はFCLを発電機端に設置することで動作後も有負荷となる条件において動作させた。その結果、500A程度の事故電流を250A程度まで減らす限流効果が見られ、動作後電流については定常状態へと戻り、両端電圧についてはゼロになることが確かめられた。つまり製作した限流器は有負荷下でも動作後待機状態へと自己復帰できることが分かった。