イベント企画
教育現場におけるマイクロクレデンシャル
2026/9/4(金) 13:10-15:40
第2イベント会場
第2イベント会場
| 【企画概要】近年、学習成果を細分化して可視化するマイクロクレデンシャルが、教育現場における新たな評価・認証の枠組みとして注目されている。本パネル討論では、教育現場におけるマイクロクレデンシャルの導入と活用可能性をテーマに、初等中等教育・高等教育・社会人教育等の視点から多角的に議論する。また、学習成果の評価基準の妥当性、教育現場での運用上の課題についても検討する。実践事例と政策動向を踏まえ、今後の教育改革におけるマイクロクレデンシャルの位置づけと今後の展望等について討論する。 | |
13:10-13:30 司会 オープニング・趣旨説明 | |
| 重田 勝介(北海道大学 情報基盤センター 教授) | |
| 【概要】本講演では、本シンポジウムの趣旨説明をした上で、マイクロクレデンシャルの概要と、初等中等教育・高等教育・社会人教育等における活用可能性について概観する。加えて、Open Badges等のマイクロクレデンシャルをデジタル履修証明として流通させるための国債標準規格の動向について解説する。 | |
![]() | 【略歴】北海道大学情報基盤センター教授および同教育イノベーション機構教育データ戦略センター長。専門は教育工学、オープンエデュケーション。博士(人間科学)。ICTを活用したハイブリッド型授業の効果向上や教育データの利活用、日本におけるオープン教育の普及状況に関する実践・調査研究に従事し、大学教育のデジタル化・教育改善を推進している。 |
13:30-13:55 講演者 講演(1):マイクロクレデンシャルの通用性を高める「資格枠組み(NQF)」 | |
| 野田 文香(独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授) | |
| 【概要】本講演では、多様化するマイクロクレデンシャルの質保証と社会的通用性を確保する基盤として、資格枠組み(NQF)の果たす役割を検討する。学習成果を細分化・証明するマイクロクレデンシャルは、教育機関や領域を横断した相互運用性の担保が課題となる。本講演では、各国におけるNQFの活用動向やマイクロクレデンシャルの審査・レベル表示・公開の仕組みを分析し、これらがマイクロクレデンシャルの質保証と活用にどのように寄与するかを明示する。さらに、日本の教育資格枠組み(JEQF)を踏まえ、多様なマイクロクレデンシャルの水準と質を社会が読み取れる形で示し、具体的な活用事例を制度形成へつなげるための要件について議論する。 | |
![]() | 【略歴】独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)研究開発部教授。専門は高等教育および国際比較教育。米国ジョージワシントン大学にて博士(教育学)を取得。立命館大学講師、東北大学准教授等を経て現職。大学認証評価や、日本の教育資格枠組み(JEQF)、マイクロクレデンシャルの質保証に関する研究・制度設計に携わっている。 |
13:55-14:20 講演者 講演(2):マイクロクレデンシャルに関わる国際標準規格とその国際動向 | |
| 山田 恒夫(教育テック大学院大学 教育情報・経営リーダーシップ研究科 教授) | |
| 【概要】本講演では、マイクロクレデンシャルの技術的・制度的な国際相互運用性を支える国際標準規格と、その最新動向について概観する。教育のグローバル化やデジタル化が進む中、デジタル履修証明の改ざん防止や機関間・国境を越えた円滑なデータ連携を可能にする標準規格(Open BadgesやVerifiable Credentials等)の確立が不可欠である。本講演では、1EdTechなどの国際標準化団体による規格策定の最新状況を紹介し、教育デジタルエコシステムにおいて信頼性の高いデジタル履修証明を運用するための技術的課題と、今後の国際的な普及・連携の展望を提示する。 | |
![]() | 【略歴】教育テック大学院大学教授、放送大学客員教授、総合研究大学院大学名誉教授。専門は教育工学、遠隔教育。独立行政法人メディア教育開発センター教授、放送大学教授などを歴任。日本1EdTech協会理事やオープンバッジ・ネットワーク理事等を務め、デジタルクレデンシャル(オープンバッジ)や教育デジタルエコシステムの研究・普及を牽引する。 |
14:20-14:45 講演者 講演(3):マイクロクレデンシャルの社会実装:JMICROの取り組みとマイクロクレデンシャルの普及に向けた課題 | |
| 飯吉 透(京都大学 学術情報メディアセンター 教授) | |
| 【概要】本講演では、日本におけるマイクロクレデンシャルの社会実装を推進する具体的な取り組みとして「JMICRO(日本マイクロクレデンシャル機構)」の活動を紹介し、普及に向けた実務的課題を概説する。学習成果の可視化とスキル証明の需要が高まる一方、教育現場での評価基準の妥当性確保や、組織における運用コスト、受講者・労働市場側での認知度不足などが導入の障壁となっている。本講演では、大学や社会人教育等における実践事例を踏まえ、JMICROの取組を紹介し、マイクロクレデンシャルが持続可能な学習エコシステムとして定着するために必要な、産学官連携のあり方や今後の課題について展望・提言する。 | |
![]() | 【略歴】京都大学学術情報メディアセンター教授および大学院教育学研究科教授。専門は教育工学、高等教育学。フロリダ州立大学大学院にてPh.D.(教授システム学)を取得。カーネギー財団知識メディア研究所所長、マサチューセッツ工科大学(MIT)シニアストラテジスト、京都大学高等教育研究開発推進センター長などを歴任。オープンエデュケーション、教育イノベーション領域の国際的な先駆者として知られる。 |
14:45-15:40 パネル討論 パネル討論 | |
| 【概要】パネル討論(司会・講演者全員) | |




