第14回日本物理学会Jr.セッション(2018)

Jr.セッションは中高生による物理的内容を含む理科の研究発表の場で,世界物理年の2005年からスタートしました。
Jr.セッションは,毎年日本物理学会年次大会で開催しています。

Jrセッションって何?

Jr.セッションは世界物理年の記念イベントとしてスタート

日本物理学会Jr.セッションは、高等学校、高等専門学校(3年生以下)および中学校の皆さんからレポートを募集し,その中から選ばれたレポートに関して日本物理学会年次大会で発表していただきます。アインシュタインが20世紀の物理学の基礎を築いた3篇の論文、光量子論に基づく光電効果の理論,ブラウン運動の理論,それに特殊相対性理論の論文を発表した奇跡の年といわれる1905年から100周年を記念した2005年世界物理年の記念行事の一つとしてスタートしました。

Jr.セッションの目的は?

日頃、斬新な発想や柔らかい思考で物理的なテーマを探求している皆さんに日頃の活動や研究成果を発表する場を提供し、物理学研究者や他の参加者との交流をとおして物理学への理解を深めて頂くとともに、より多くの方に物理学への興味をもってもらうことを目的としています。

学会発表ってどのようなことをするの?

研究者が研究成果を発表することはとても大切なことです。発表には基本的に2つあります。1つは論文誌に投稿して掲載する論文発表です。もう1つは学会での発表です。これには口頭発表とポスター発表があります。そこで自分の研究成果について報告し,同じ研究分野の研究者からの質問を受け議論をします。こうすることによって,自らの研究を認めてもらったり研究の内容をより深めたりします。

Jr.セッションはこのような研究者同士による学会発表とは少し異なりますが,皆さんの研究に対して第一線で活躍する研究者や参加者と議論し,また講評やアドバイスを受けるなど,研究者,参加者との交流の機会が得られます。この体験は皆さんの研究の意味・位置づけを確認し視野を広げ,これからの研究を発展させる助けとなるでしょう。

学会ってどんな活動をしているの?

学会とは特定の学問分野を専門とする研究者の集団で,その分野をより深く追求するための機能をもっています。会員同士の特定分野の情報交換や社会への還元なども目的としています。各国にある学会,国際的な学会などがあります。日本物理学会は1877年9月に創立された東京数学会社から始まる140年以上の歴史をもった学会です。現在,日本物理学会は,小・中学校生向けの物理教室,高校生向けの公開講座,全国物理コンテスト・物理チャレンジの共催,各地での市民の皆さんに向けたイベントなどを積極的に実施しています。

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